デジタル補聴器には小さなコンピュータが内蔵されています。
ですので、コンピュータのソフトウェアがバージョンアップされるように、補聴器もバージョンアップが可能になる場合があります。
今まで使っていた補聴器に新たな機能が追加されたり、より聞き取りやすく変わる可能性があるということです。
デジタル補聴器に搭載されている機能は機種によって様々。
指向性や雑音制御、自動指向性やハウリング抑制などです。また、一口に雑音制御と言っても機種ごとに処理方法は異なります。一般的に高額な補聴器になるとそれぞれの処理が精密で、聞き取りやすい音質を実現します。
個々の機能がソフトウェアのバージョンアップで性能向上する事もあります。
例えば最近ではスターキー社のディスティニーシリーズ。
その中でも人気がある普及価格のDestiny400はバージョンアップで風雑音の抑制機能が追加されました。風の強い日や自転車に乗った時、マイクに直接風が当たると発生する大きな雑音を抑制してくれます。
これは従来、高額な上位機種にしか搭載されていなかった機能です。
他にもフォナック社のナイーダSP。
以前は特殊な電池を使わないとリモコンが働きませんでしたが、バージョンアップで普通の電池でも問題なく働くようになりました。
ソフトウェアのバージョンアップはお買い求めの販売店で無料でできます。例えば2年前にお買い求め頂いた補聴器でも性能アップができる場合もあります。
お使いの補聴器も性能アップの可能性があるかもしれません!
定期的な点検と調整に是非ご来店ください。