補聴器を使う。 音が聞こえる。
音が静かな世界から、音のある世界へ。
しかし、いいことばかりではないようです。
静かな世界にいたわけですから、いろんな音が聞こえてびっくりしてしまうなんてこともあります。
聞こえてる人には、なかなか伝わらない感覚。
私たちの感覚的には、静かな部屋から大都会の喧騒の中へ。こんな感じでしょうか。
非常に騒がしく嫌になることもあるでしょう。
これは、補聴器をつけた場合、耳のいい人に聞こえる音は聞こえるということ。
そこにある音は聞こえるのです。
車の音、
鳥の声、
電車の音、
宿題やったの?と言う母の声、
お小遣いをあげようと母が言う声などなど。
聞きたい音は雑音じゃなく、聞きたくない音が雑音なんでしょう。
ですから雑音が聞こえて困る、雑音が消える補聴器が欲しいというのはかなり難しい要望かもしれません。
ただし、耳障りな音を軽減できるものはあります。
雑音は聞こえるもの、ただ、軽減はできる。
そう考えていただくとより補聴器を使った時に馴染みやすいと思います。
心地よく全ての音が聴ける。
これが補聴器調整の一番の目標です。