日本語と英語では言葉の聞き取りに必要な音が少し異なります。
外国の補聴器メーカーは英語を中心とする外国語に適応した調整で、日本語には適さないのでは?という質問がありました。

結論としては問題なく利用できるという示唆があったのでご報告します。

 

先日、九州で行われた聴覚医学会講演からの報告です。

日本語と英語を比較すると主に3つの大きな違いがあります。
1つは音素。言葉を構成する音質の違い。2つ目は単語構成。そして、文法の違い。

例えば日本語だと「私は」「学校へ」「行く」。
英語だと「私は」「行く」「学校へ」ですね。
日本語の方が語尾がより重要になってきます。

音素的には英語の方が高音域の重要性がより増しています。
外国語を基準に作られた補聴器の調整ルールを適応すると、日本人には少し甲高い印象になるようです。

さて、それらの違いを考慮して補聴器の調整を変えるとどうなるか。
言葉の聞き取り効果を比較すると外国語基準の調整ルールと日本語向けに補正したルールで違いは出ません。むしろ、方向感などは外国語基準の方が良好になるようです。

ただし、日本語基準の方が音に対する違和感は少ないようです。
補聴器の装用を受け入れやすくするには、少し補正をかけた方が快適だということですね。

 

ナショナル補聴器センターではそれらの違いも考慮したフィッティングにも取り組んでいますので、音の印象に関わる問題もぜひご相談ください。

岐阜店 K