名古屋のボストン美術館で浮世絵の展覧会が開催中です。

詳細はリンク先のページをご覧頂けば分かりますが、清長・歌麿・写楽などの作品が約一世紀ぶりに日本に帰ってきた貴重な作品展です。

でも本当の目玉は併設されたレプリカ即売所でしょう。

 

原画の素晴らしさは言うまでもありません。ですが浮世絵の「色」は時間の経過とともに和紙に沈んでしまうので、当時の鮮やかさに思いをはせるにはかなりの想像力が必要になります。

 

今回、ボストン美術館には浮世絵の技術を現代に引き継ぐアダチ版画研究所の即売所があります。 アダチ版画研究所はオリジナルに極めて忠実な制作方法で作品を再現しているので、当時のままの色鮮やかな姿を見ることができるのです。

 

これは歌麿の「鷺娘」オリジナルの一部分。

im_nishikie-201010_06.jpg  完成度の高い芸術性を感じます。

 

下はアダチ版研の作品

Photo 12月 20, 10 27 05 午後.jpg

写真では伝わらないんですが背景の紙のキラメキは言葉を失う美しさ!

一色、一色を何度も重ねて擦り上げる浮世絵は立体感が違います。

 

ヨーロッパの画家も魅了し、世界中の人が買い漁った浮世絵の真価を感じることができるでしょう。

 

これらのレプリカとオリジナルを見比べることで感動の具合が数倍変わってきます。 例えば黒い着物に施された隠し模様は正面から見ても分かりません。 実はオリジナルの展示も斜め下からのぞき込むように見ると、模様が浮かび上がってくる不思議な作品であることも、レプリカを見た後でないと気づかないでしょう。

 

即売所のスタッフの方は製法に関しても大変詳しいので、ぜひ色んな質問をぶつけて浮世絵ワールドを楽しみましょう。

名古屋は2011年1月30日までですので、お早めに!!

 

     岐阜店 K