前回は補聴器の価格帯について書きました。
今回は通信販売の補聴器についてです。
通信販売の商品は低価格な物が多いのに、宣伝には大変素晴らしい効果があるように書かれています。
ですが、補聴器は薬事法でも管理医療機器に分類される物で、本来は通信販売で購入できるような物ではありません
通販での購入は百円ショップで老眼鏡を買うくらいの割り切りが必要です。
補聴器の店頭販売と通信販売を比較してみます。
  【聞こえに合わせられるか】
メガネは視力を測定してから購入するように、補聴器も聴力の測定が必要です。
目の場合も単純な視力だけでなく乱視や遠視など、様々な要素があります。
聞こえも単純に聴力といっても、周波数ごとの聴力損失から言葉の理解度や大きな音への耐性など多くの要素があります。
補聴器の調整は単純に音の大きい小さいだけではありません。様々な要素を総合的に判断しながら各種調整を行い、はじめて適正な音になるのです。
聞こえに合っていない補聴器の利用は聴力悪化の恐れさえあるのです。
  【耳の形や使い方】
耳の形は人によって全く違います。
補聴器は日常生活をしながら使う物ですので、簡単に落ちたりしては使い物になりません。
また、耳の形状に合っていないと装着が困難ですし、ピーピー音が漏れたりして結局使わなくなるようです。
補聴器の使い方やお手入れの方法もコツさえつかめば簡単ですが、初めての方には難しいものです。
それぞれの補聴器にあったメンテナンスは誰かに教えてもらわないと意外と困難です。
  【効果の確認と定期点検】
仮に通販の補聴器を付けて音が大きくなったとして、それで本当に聞こえているかどうかは確認の方法がありません。
ある音は大きすぎるし、ある音は小さすぎるといった問題が生じているのですが自分ではどうする事もできないのです。
聴力自体も年々変化しますので、それに応じた調整が必要です。
また、補聴器自体が正しく動作しているかどうかも専門の人間でないと判断が困難です。
補聴器はデジタル技術の進歩に伴って急速に変化しています。
ですが、どんなに補聴器の中味が良くなっても使う人の聞こえに適合していなければ全く効果のない物になります。
大切な聞こえを守り、快適な聴こえを得るために補聴器は専門店にご相談下さい。
  岐阜店