劇団四季の歴史三部作で最後の一作品、
南十字星(→LINK)を見てきました。
終演時には図らずも流れる涙でいっぱいになりました。
ミュージカル南十字星は第二次大戦終戦前後のインドネシアが舞台。学徒出陣で戦地へ送られた京大生が日本とインドネシアのために努力をするも、最終的にはB,C級戦犯として処刑されてしまう物語。
語られることの少ない学徒出陣とB,C級戦犯に焦点を当て、「李香蘭」や「異国の丘」とはまた違った切り口で戦争について考えさせられます。
昭和三部作は様々な視点から戦争問題を語られました。どのストーリーも矛盾と理不尽さに溢れ、浅利先生の脚本に問題があるのではと感じていました。
ですが、「戦争」自体が矛盾と理不尽さで満ちているため、どんな視点から語ろうとも合理的な説明などつかないという事なのでしょう。
そんな思いもあって、最初は少し覚めた目でしか舞台を見ることができませんでした。
まさか、最後に涙が止まらなくなるほど胸を打たれるとは予想もしていませんでした。
どういった理由でB,C級戦犯が選ばれたのかは分かりません。その選定や処分には見せしめ的要素も多かったのでしょう。
しかし、どんな理由であれ敗戦国の将として、次代の日本へ遺恨を残さないために甘んじて処分を受けた若者の心に思いをはせると胸が熱くなります。
ミュージカル「アイーダ」でも熱く愛を演じた阿久津陽一郎氏が今回も魅せてくれます。
「南十字星」名古屋公演は今月30日で終了です。
興味のある方は是非お早めにどうぞ。
  岐阜店