20年位補聴器を装用されている高度難聴(耳もとで話をしないと
聴こえない程度)のお客様が、予備に準備してあった補聴器を
紛失。早速来店され新しく補聴器を購入されました。
すぐにその補聴器を使うという事ではなく、現在使用中の補聴器
に不具合が生じたとに困らない為の予備器ということです。
健聴者から見ると、現在使用している補聴器が十分働いているの
であれば、たかが補聴器でそこまでしなくても・・・?と思いでしょうが、
されどお客様にしてみれば、聴こえないということは無音の世界
に入ること、言い知れぬ不安を感じられるようです。
私どもは「聴こえてあたりまえ」と思いがち。
しかし音のある世界
とは、 「大変すばらしいことである」
ということを認識せねばと
思うしだいです。